水子について



あの子は今も私たちの心の中に生き続けているのです

 愛する我が子を失うことは女性にとって、とても耐えがたく哀しい出来事だと深く心得ております。お子さまを亡くされたことで哀しまれている方は大勢いらっしゃるのに、その哀しみを本当の意味で理解してくれる方が少ないことは、とても切なくかわいそうでなりません。その哀しみから一筋の光を見出させるのは常光円満寺の使命でございます。


水子って?
 水子とは、母親のお腹の中で亡くなったお子さまの精霊のことです。すべてが水の如く流れてしまった子ということから、水子とお呼びするようになりました。
 水子さまは人間社会のけがれを知らないため、心は宝石のように純粋で、誰よりも仏さまに近いお心をお持ちです。とても優しく温かい精霊だと理解してあげて下さいね。

水子はどこにいくの?
 みんな天国(極楽浄土)へ召されるのですよ。お地蔵さまは慈愛に満ちた慈悲のお心で、どのような水子さまでも優しく抱きつつみ、天国へと導いてくださるのです。

水子のたたりはあるの?
 「たたり」などございませんよ。水子のお心は純粋無垢そのものです。限りなく美しい心の持ち主の水子さまが、どうして恨みや妬みの気持ちがもてるのでしょう。まして「たたり」を理由に供養することは、あまりにも水子さまが不憫でなりません。仏教の経典にも「たたり」については一切書かれてありませんのでご安心下さい。

水子の願いは?
 あなたはご自分の母親が不幸で苦しまれている姿を見たらどう思いますか?とても悲しまれるでしょう。それは水子さまも同じです。
 常光円満寺では、親としていつまでも忘れないでいてあげることが一番の贈り物だと申しております。ただし、これは決して哀しみとともに生きていかなければならないと申しているのではございません。この子をちゃんと受け止めて、深い悲しみを乗り越える前向きな勇気が大切だと申しているのです。
 水子の願いは愛するご両親の幸せです。

水子供養とは?
 どんな女性でも、自分の身体に宿った「いのち」を好きで亡くす人などいないでしょう。どのような事情にしろ、大きな苦しみと、深い哀しみをもたらします。
「せめて、子供だけは…」
自分はどんなに苦労をしても、子供だけは立派に育てようとするのが、女性の心なのだから…。

 常光円満寺の水子供養は、水子たちを天国へお導きくださるお地蔵さまに感謝し、ご両親の慈愛のお心を水子さまにお届けしてお功徳を授かるものです。

 悲しみの涙が、水子供養をされることにより、優しい存在を感じて、温もりの涙にかわることでしょう。その心の移り変わりは本当に美しいものでございます。
 
 水子さまの救済はもちろん、あなたの心もいやされ、一日も早く笑顔を取り戻せる日を願って、真心込めてお供養させていただきます




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